【統計で見る中国】日中国際収支比較

こんにちは!トヨさんです。

中国国家外貨管理局が、2022年第1四半期(1-3月)の国際収支状況を公表しました。

早速まとめていきたいと思います。

1.日中の経常収支比較

まずは経常収支から「数读中国」していきます。

2-1.中国

中国は圧倒的な貿易黒字ですね。

一方で、サービス収支、すなわち国際間サービスの収支状況を示すものは赤字です。

具体的には、「旅行」での赤字が目立っていますので、中国人海外旅行者が宿泊費、飲食費として海外へ支払うお金が(外国人旅行客が中国で支払うお金より)大きいということですね。

他にも「知的財産権等使用料」での赤字も目立っています。現状の中国の動きを見ていると、いずれここが黒字になる日もやってくるのでしょう。

2-2.日本

貿易収支は赤字です。要因の一つは資源価格の高騰ですね。国際貨物の運賃上昇ということで、資源価格の高騰はサービス収支赤字にも影響を与えていそうです。

一方、第1次所得収支、すなわち対外金融債権・債務から生じる利子・配当金等の収支状況を示すものは黒字になっていますね。

(因みに第2次所得収支は、官民の無償資金協力、寄付、贈与の受払等が計上されますので、日本の国際的な立ち位置からすると、赤字は致し方ないでしょう。)

日本の財政は、現時点での稼ぎ(貿易・サービス収支)は赤字ですが、過去に買った株や債券の配当金や利息で儲けている、という状況が見えてきますね。

2.日中の金融収支比較

中国政府の発表によると、中国の対外直接投資と(海外からの)対中直接投資の割合がどちらも増加傾向にあるとのことです。

この点について、一部報道によると、都市封鎖を受けて今後の対中投資を検討している企業があるそうですね。今後の動向が気になるところです。

本日はここまで。

引き続き最新のデータをチェックして「数读中国」していきたいと思います。

それでは再见!

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