【初心者向け漢詩紹介】エリート杜牧、江南の春を愛でる
こんにちは!トヨさんです。
本日は漢詩を紹介していきます。
第2弾は、杜牧(とぼく)の「江南の春」について見ていきましょう!
1.杜牧
杜牧は唐後期、日本で言う平安時代に生きた詩人です。
2.詩の舞台
詩の舞台は、長江下流域の南岸エリア一帯、すなわち「江南地域」です。
(下の網掛け部分に当たる上海市、江蘇省、浙江省辺りが含まれます。)
江南地域には現在でも美しい水郷の街が多く、風光明媚な観光地となっています。
3.江南の春
それでは早速、詩の中身を読んでいきましょう!
4.解説
1句目では広い目線で自然における桃と柳の色の対比を捉え、
2句目ではズームアップして遠くの村里に目をやる。
3句目では唐の少し前の時代の南朝に思いをはせ、
4句目で、今では古くなったお寺に着目する
江南地方の春が見事に歌い上げられています。
いつか江南の春をこの目で見てみたいものですね。
それでは再见!
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